当日から1週間は確かに大変でした。
職場が停電していたり、断水したり、ガソリンが買えなかったり…。
1カ所土砂崩れがあって、その映像がずっとテレビに流れて…。
でも、我が家は家具も倒れなかったし、停電もなかった。
だから、そのあとはほとんど生活に影響はないように感じていました。
直接的には、地震の被害はほとんど無かった。
でも、しばらくは地元の農産物が食べられなくなった。
1年くらいは、屋外での活動が自由にできなかった。
自然の山菜やきのこが今も流通していない。
(栽培ものは大丈夫ですけど)
生産者ではないので、直接被害を受けてはいませんが…。
自家栽培したと思われるものを、人にあげるとき、
「これは、大丈夫だろうか」
と迷ってやめたことが何度あったか…。
特に小さい子どもには…。
同居していないので、あまり心配は無いとは言え…。
この見解の差で、関係が悪化した家族は沢山いるだろうなと…。
一昨年我が家ようやく除染の順番が来ました。
ガーデニングをしていましたが、
庭の土ははぎ取られ、木の枝は切られ…。
植えてあった宿根草類は、一部の指定したものを除いて全て無くなってしまいました。
5年もあまり手をつけられなかったので、
前のような庭への愛着心は持てなくなってしまっています。
これを全世帯に行って、
農産物や避難者の保証をして、
このお金はどこから来るのでしょう…。
気の遠くなる金額…。
それでも、他の原発を再稼働するって…。
原発はそんなに儲かるのでしょうか…。
最初の年は確かに電力不足でしたが…。
現在足りないとは思えない…。
火力発電の施設が老朽化しているのなら、他の施設を建てればいい。
多くの人が反対している中…。
誰のための再稼働なのでしょう…。
難しい事はわかりませんが…。
原発事故の影響はボディーブローのように効いてきています。
全ての住民がそう感じているわけでは無いのはわかっています。
※これは、あくまで私の見解です。
直接の被害がないので、
「がんばろう ふくしま」
のスローガンも、何を頑張っていいのかわからず…。
避難している方からしたら、何を言ってるんだと思われるでしょうが…。
何もないのに、福島ということで同じに思われるのも申し訳なく感じます。
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